2017 9/21 墨入れについて

タモに色を付ける前の「墨入れ」ってどうやるの?  と言う質問が有ったのでupします。

至って簡単です、私はあんまりめんどくさい事はやりません?

もっともタモを自作する事自体がとっても面倒ですけれど。

前置きが長くなりました、「墨入れ」と私は呼んでいますが要するに墨を塗るだけです。

削り終わったタモにウェス等を使って適度に薄めた墨を刷り込んでやります。

素材は本榧です。

今回はダイソーの墨汁を使いました、墨汁はカーボングレーとかグラファイトみたいな濃いグレーになります。

もっとハッキリとした黒を強調したければ水性ステインの方が黒が締まります。

今回は墨汁を塗った後に軽く400番のベーパーで研磨しています。

要するに木材の給水性を利用して模様を出します。

水を吸いやすい部分は深くまで墨を吸い込みますから色が濃くなります。

給水率の差で色の濃淡が出て、木によって様々な模様が現れるのです。

文章にすると難しく感じるかも知れませんが、やってみれば「なるほど、簡単じゃない。」と言う感じです。

始めてやる方は薄めの色で初めて、足りなければ少しずつ濃くしていく方が失敗は少ないです。

あとは木口や節周りの部分、特にタモで言うと柄の両端は導管がパックリ口を開けた状態ですので、ドンドン吸い込み色が深く入ってしまいますので加減して塗って下さい。

成形して乾燥したタモにまた水分を吸わせるので、本塗りの前に再度乾燥が必要で型崩れや節等のひび割れ等に気おつけて下さい。

着色してから乾燥しますと色は薄く、本塗りを施すと濡れた様に少し濃くなります。

私はこの後は水性ステインで好みのカラーを塗って着色はだいだい終わりです。

ステインは水性を使って下さい、油性は気に入った色が出なかった時に直しが大変です。

水性ならば最悪は風呂にでも漬けて置けば、多少は色が抜けます、直しの時の研磨も楽です。

これからのシーズンオフにタモや餌箱を自作する方も多いと思います、自分だけの素敵な一品を制作するための参考になれば幸いです。

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